血液型のハナシ

輸血は誰の血でもよいわけではなく、輸血を受ける人と同じ血液型でなくてはなりません。人の血液は人によって微妙に違い、その型も様々です。しかし輸血の時はABOとRh血液型の2つを合わせる事が基本になります。
もしAB型でRhマイナス型だとAB型の日本人は10人に1人、Rhマイナス型は200人に1人なので同じ血液型の人は2000人に1人になり、すぐに見つかるとは限りません。以前、こうした時に輸血用の血液がない事が報道され、それを見て献血を申し出る人が現れ、無事手術が行われた事があります。
今は献血をしてくださる人の登録体制を作り、このような事態に備えています。


●Rh 血液型

Rh血液型は赤血球の型です。RhプラスとRhマイナスがあります。Rhマイナスは日本人では珍しい型です。


●ABO 血液型

皆がよく知っているA型、B型、O型、AB型の型です。ABO血液型はメンデルの法則によって両親から子供へと遺伝します。遺伝子型というものがあり、A型はAAかAO、B型はBBかBO、O型はOO、AB型はABの遺伝子型を持ちます。
例えばA型の両親で遺伝子型がAAとAAなら子供はA型ですが、AOとAOなら子供は遺伝子型がAA、AO、OOのいずれかになるので、A型かO型になります。AAとAOの両親なら子供は遺伝子型がAAかAOのA型になります。B型も同様の事が言えます。下の図を参考にしてください。

両親と子の血液型
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