●献血の種類(400ml、200ml、成分)
献血の採血方法には全血献血と成分献血があります。それぞれの献血から作られる血液製剤は異なり、その種類は下の図の通りです。これら血液製剤は自国での自給自足が望ましいとされています。ですが、例えば血漿分画製剤の一つであるアルブミン製剤は自給率がおよそ半分です。このように海外に依存している製剤もあるため、皆さんの協力が必要なのです。

●全血献血
全血献血は血液の全ての成分を献血してもらいます。
400mlと200mlがあり、どちらになるかは献血してくださる人の年齢や身長と体重の比率などで決まります。採血にかかる時間は15分程度で成分献血にくらべて時間がかからないのが特長です。
●成分献血
成分献血は成分採決装置をつかって血小板や血漿といった決まった成分だけをとって、回復に時間のかかる赤血球は再び体内に戻す方法です。採血に40~90分かかりますがこっちの方が体に負担がかからず、多くの血漿や血小板を献血していただけるのが特長です。
●なぜ成分や400mlを勧められるの?
献血センターではできるかぎり400mlか成分献血をお願いしています。これは一人一人の血液は血液型が同じでも微妙に違うためです。輸血する時なるべく少ない人数の献血者の血液を使った方が血液による感染の危険も少なく体への負担も軽い事がわかっています。安全性を高めるためできる人には400mlか成分献血をお願いしています。
